一戸建てでインターネットを契約する方法は？ルーターの種類・期間も解説

念願のマイホームとして一戸建てを購入した場合、実際に生活を始めるまでに済ませておくことがいくつかあります。
そのなかでも、仕事や趣味に欠かせないものとして挙げられるのが、インターネット契約です。
そこで今回は、インターネットでインターネットを契約する方法とともに、ルーターの種類、インターネット開通までにかかる期間の目安を解説します。

一戸建て購入後にインターネットを契約する方法

一戸建ての購入をお考えの場合、あらかじめインターネットの契約方法を把握しておくのがおすすめです。
具体的に、どのような手順でインターネットを契約するのかをチェックしておきましょう。

契約方法①回線事業者を選ぶ

購入した一戸建てでインターネットを利用するには、回線事業者とプロバイダ2つの契約が必要です。
マンションの場合には、すでに回線が住戸まで来ていることがほとんどですが、一戸建ての場合は回線を新たに引き込まなくてはならない場合があります。
契約するインターネット回線の種類としては、光回線・モバイル回線などが挙げられます。

契約方法②プロバイダを選ぶ

一戸建てでのインターネット利用には、回線事業者との契約だけでなく、プロバイダとの契約が必要です。
回線があればインターネットがすぐに始められるわけではなく、インターネットに接続するためのプロバイダ契約が必要になります。
回線事業者・プロバイダともに、さまざまな会社のなかから自由に選べます。
また、回線事業者とプロバイダが一体化したサービスなどがありますので、契約をシンプルにしたい場合にはこちらを検討してみると良いでしょう。

契約方法③開通工事をおこなう

回線事業者・プロバイダそれぞれを選び、自分に合ったプランとオプションを決めたら契約します。
契約はインターネット・電話でおこなえるほか、家電量販店などの店頭でも受け付けています。
インターネット契約を済ませたら、実際にインターネットを利用するための開通工事を予約しましょう。
一戸建てで開通工事をおこなう場合、屋外と屋内両方の工事が必要です。
開通工事は予約が必要ですので、引っ越し後にすぐに使えるようスケジュールを調整するのがおすすめです。
開通工事当日は、立ち会いのために自宅で業者の到着を待ちます。
具体的な工事内容は、電柱から外壁まで回線を通し、壁に穴を開けるなどの方法で屋内へ配線します。
全体で1～2時間ほどかかりますので、スケジュールを空けておきましょう。

▼この記事も読まれています
リノベーション物件とは？購入するメリットや注意点を解説！

一戸建てのインターネットで選べるWi-Fiルーターの種類

一戸建てでインターネットの利用を始めるには、Wi-Fiルーターを設置するのが一般的です。
ここからは、Wi-Fiルーターの種類と選び方を見てみましょう。

種類①家の広さで選ぶ

Wi-Fiルーターの種類選びでは、家の広さに合ったものであるかどうかがポイントです。
Wi-Fiルーターは、ルーターからパソコン・ゲーム機といった端末までを無線で接続できることがメリットです。
しかし、家の広さに対してWi-Fiルーターの電波が弱い場合、家のなかでインターネットを利用できない場所があることに注意しましょう。
家のどこにいても快適なインターネット環境を得るには、製品ごとに推奨された間取りをチェックすることが大切です。
ただし、Wi-Fiルーターを設置する位置や居住環境によっては、製品が推奨している間取りより広い間取りに対応している製品を選ぶのがおすすめです。
家の端にWi-Fiルーターを設置する予定であれば、反対側の端まで電波を届ける必要があります。

種類②通信速度で選ぶ

一戸建てに設置するWi-Fiルーターの種類選びでは、通信速度にこだわるのがおすすめです。
Wi-Fiルーターの通信速度は、本体のアンテナ数と通信規格によって決まることが特徴です。
本体に付いているアンテナ数が多いWi-Fiルーターは、アンテナ数が少ないWi-Fiルーターより通信速度が速くなります。
また、アンテナ数は、電波が届く距離にも関係するといわれています。
Wi-Fiルーターのアンテナは、外から見えないことがありますので、製品カタログなどで確認するのがおすすめです。
さらに、通信規格については、新しいほど高速通信が可能になります。
最新のWi-Fi7は最大通信速度が46Gbpsで、Wi-Fi6・Wi-Fi6Eより最大で4.8倍高速の通信が可能です。

種類③同時接続数で選ぶ

一戸建てに設置するWi-Fiルーターの種類は、同時に接続できる端末の台数を考慮する必要があります。
Wi-Fiルーターは、各製品によって一度に何台の端末がインターネットを利用できるかに違いがあります。
ファミリーで一戸建てに住む場合、家族がそれぞれスマートフォン・ゲーム機・パソコンなどを使用することになるでしょう。
家族全員で最大何台の端末をインターネットに接続させるか確認したうえで、全員がインターネットを楽しめるようWi-Fiルーターを選ぶことが大切です。
同時接続数を考慮したWi-Fiルーター選びでは、通信速度が遅くならないよう、需要数ギリギリではなく余裕のある台数に対応している製品を選ぶのがおすすめです。

▼この記事も読まれています
新築一戸建てを購入する流れとは？物件の種類や注意点も解説

一戸建てでインターネット開通までにかかる期間

一戸建てにおけるインターネット契約の方法・Wi-Fiルーターの種類をチェックしたら、実際に開通までにかかる期間の目安を把握しておきましょう。

期間の目安①光回線の場合

安定した速度で快適なインターネット環境を整える場合、光回線を選ぶことが多いでしょう。
この光回線を一戸建てに開通させる場合、目安となる期間は3週間ほどです。
ただし、回線事業者によって開通までの期間目安に差がありますので、契約を検討している回線事業者の公式サイトなどで最新の情報をチェックする必要があります。
各回線事業者の開通までの期間目安を見てみると、最短で1週間、最長で2か月かかるとされています。
回線事業者ごとに目安となる開通工事までの期間に差があるほか、住んでいる不動産のタイプによっても開通までの期間に差があることには注意が必要です。

期間の目安②一戸建ての場合

マイホームとして購入する不動産には、一戸建て・マンションといったタイプの違いがあります。
どちらもインターネットの開通に差はないと思われるかもしれませんが、一戸建てのほうに時間がかかることがほとんどです。
マンションと比較して一戸建てのほうが開通までの期間が長くなるのは、電柱からの引き込み工事が必要な場合があるためです。
マンションは電柱から共用設備までの引き込みが完了している場合がある一方で、一戸建ては何も工事されていないことがあります。

期間の目安③回線の種類

一戸建てかマンションかといった不動産の種類の違いだけでなく、回線の種類によって開通までの期間が長くなることがあります。
開通まで長くかかりやすい回線として挙げられるのが、NTT以外の設備を使っている光回線です。
NTT以外の独自回線は、新たな設備を整える必要があるほか、作業員が少ないことも影響して期間が長くなる傾向があります。

期間の目安④予約の取りやすさ

電柱からの引き込みなどの回線工事には予約が必要です。
この回線工事の予約は、引っ越しが集中するシーズンに取りにくくなるため、開通までの期間が遅れることがあります。
一戸建てへの入居が引っ越しシーズンとぶつかる場合は、スケジュールを調整したうえで早めに契約と工事の予約を取るのがおすすめです。

▼この記事も読まれています
不動産購入時に選べる共有名義とは？メリットやデメリットもご紹介！

まとめ

一戸建てを購入後にインターネットを契約する方法として、回線事業者・プロバイダ選びとともに、回線の開通工事の予約が必要です。
また、Wi-Fiルーター選びでは、家の広さ・通信速度・同時接続数を考慮して種類を決めると良いでしょう。
インターネット開通まで3週間ほどかかるのが一般的ですが、回線の種類やシーズンによっては、これより時間がかかる可能性があります。