中古マンションの購入にあたり、価格が適切かどうかを判断するためにも相場を把握しておくのは大切です。
しかし、どのように相場を調べれば良いのか、よくわからないという方も多いでしょう。
そこで今回は、中古マンションの価格相場の調べ方や価格に影響を与える要因、調べる際の注意点を解説します。
中古マンションの購入を検討している場合には、ぜひ参考にしてください。
中古マンションの価格相場の調べ方
価格相場を調べるには、まず公表されているデータを参照する方法があります。
国土交通省が運営している土地総合情報システムでは、過去におこなわれた不動産取引に関する事例を四半期ごとに参照可能です。
物件ごとにエリアや築年数、広さ、成約価格といった詳細な情報が掲載されているので、購入を考えている物件に近い条件の事例を探せばおおよその相場がわかるでしょう。
または、レインズと呼ばれる不動産の情報共有システムでも、過去の事例について調査が可能です。
類似条件の中古物件について1年前と現在とで比較すれば、相場の値動きも把握できます。
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中古マンションの価格相場に影響を与える要因
価格相場に影響する要因としては、まず築年数が挙げられます。
築年数は、建物や設備の状態を判断するポイントとなるので、価格相場への影響が大きいです。
また、ある程度の築年数が経過している中古マンションについては、立地が価格に影響するケースが多いです。
交通・生活の利便性や住環境、災害リスクの程度など、周囲の状況によって価格も変動します。
たとえば、駅から近い、周辺に商業施設が多いといった物件は価格が高くなりやすく、騒音問題がある、交通の便が悪いといった物件は価格が下がりやすいです。
そして、金利動向や市場の状況も価格に影響を与える要因といえます。
金利が低い時期には購入希望者が増えるので価格が上昇し、また、需要が供給数を上回っている場合にも価格は高くなる傾向にあります。
相場について考える際には、物件そのものの条件だけでなく、経済全体の動きにも目を向ける必要があるでしょう。
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中古マンションの価格相場を調べる際の注意点
中古マンションの価格相場を調べる際には、条件をそろえるのが注意点です。
たとえ広さが同じでも、築年数や立地が違えば価格は大きく変わるので、検討している物件の条件に合わせて調べるのが大切です。
類似条件の事例が見つからない場合には、主要駅からの距離や所要時間などが似ている物件を参考にすると良いでしょう。
また、購入を考えている物件が相場よりも安い場合、どういった理由で安いのかを理解するのがポイントです。
安い理由としては、売却を急いでいる、周辺の治安が悪い、事故物件などさまざまな要因が考えられます。
購入後に後悔しないためにも、価格設定の根拠を理解して購入するのが大切です。
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