新築一戸建てを購入する際、地震に対する耐久性は非常に重要な要素です。
地震の震度に応じた揺れ方や建物の被害は異なり、耐震等級や構造によってその被害を軽減することができるでしょう。
そこで今回は、震度による揺れ方の違い、耐震等級の意味、そして耐震・免震・制震構造のそれぞれの特徴について解説します。
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震度6強と震度7の揺れ方の目安とライフラインへの被害について
震度6強の揺れでは、建物は大きく揺れ、固定されていない家具や家電が倒れたり、壁に亀裂が生じる可能性があります。
多くの場合、建物は倒壊しないものの、瓦が落ちたり外壁が剥がれたりといった被害が発生するでしょう。
また、震度6強の地震では、電力や水道などのライフラインに一時的な障害が生じることが一般的です。
一方、震度7では、建物自体の倒壊リスクが高まり、とくに古い建物や耐震補強されていない住宅は、致命的な損傷を受ける可能性があります。
震度7の揺れは、地盤自体を大きく動かすため、地滑りや液状化現象も発生しやすく、道路や橋などのインフラにも深刻な影響を与えます。
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耐震等級の意味
耐震等級は、住宅の耐震性能を評価する指標で、耐震等級1から3までの等級が設定されています。
耐震等級1は建築基準法に基づく最低限の基準で、震度6強から震度7までの地震に対して倒壊を防ぐことが目的です。
しかし、熊本地震では耐震等級1の建物でも大きな損傷を受け、再び地震が発生した場合、倒壊のリスクが増すことが分かっています。
耐震等級2は、主に学校や病院など公共施設で採用されており、耐震等級1の1.25倍の強度を持ちます。
耐震等級3はもっとも強く、震度7級の地震が2度発生しても倒壊しないことが実証されているのです。
熊本地震においても、耐震等級3の住宅は大きな損傷を受けることなく生存可能な空間を保つことができた事例があるようです。
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耐震・免震・制震の3つの構造とそれぞれの特徴
耐震構造は、建物自体の強度を高め、地震の揺れに直接耐える方式です。
この方式はコストが比較的低く、一般的に広く採用されていますが、揺れを吸収するわけではないため、家具や内装の損壊が発生する可能性があります。
免震構造は、建物と地盤の間に免震装置を設けることで、地震の揺れを大幅に軽減するシステムです。
揺れを直接受けないため、家具や家電の損壊リスクも低くなりますが、導入コストが高いのがデメリットです?。
制震構造は、建物内にダンパーなどの制震装置を組み込み、地震の揺れを吸収してエネルギーを減衰させる方式を指します。
耐震構造よりも揺れに強く、免震ほどの高コストではないため、バランスの取れた選択肢といえるでしょう。
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まとめ
震度6強から震度7にかけての揺れは、建物やライフラインに深刻な被害をもたらします。
耐震等級は建物の耐震性能を示す指標で、熊本地震では耐震等級3の住宅が高い耐震性を発揮しました。
耐震、免震、制震の各構造にはそれぞれの特徴があるため、地震対策を考える際には自身の状況に応じた適切な選択をすることが大切です。
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スカイガーデン株式会社 メディア 担当ライター
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