新しく不動産を購入するにあたり、中古マンションを検討している方も多いでしょう。
しかし、初めての物件探しで何を基準に選べばいいのか判断基準がわからず、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでここでは、安心かつ快適な暮らしを送るために失敗しない中古マンション選びのポイントをご紹介します。
中古マンション選びのポイント①耐震基準
地震大国とも呼ばれる日本において「耐震性」はとくに大切なポイントです。
現在建物を建築するうえで基準となっているのは新耐震基準ですが、築年数が古い中古マンションは旧耐震基準に基づき建築されているものもあります。
建築確認日が1981(昭和58)年5月31日以前のマンションは、旧耐震基準のもとに建築されている可能性が高いでしょう。
旧耐震基準が震度5強程度の地震を想定していたのに対し、新耐震基準は震度6強~7程度の地震で倒壊しないことを基準としています。
そのため、新耐震基準は旧耐震基準よりも地震に対する安全性が高いのです。
また、フラット35の住宅ローンを利用する際には新耐震基準の建物であることが条件となるため、購入前に建築確認日を確認しておくと安心です。
中古マンション選びのポイント②管理状態
マンションの共有部分に関する修繕などの管理は、管理組合が担っています。
建物を快適な状態で維持するためには、管理組合の質が重要です。
そこで、中古マンションを選ぶ際には、共有部分の状態を確認することをおすすめします。
エントランスといった目立つ部分だけでなく、ゴミ置き場や自転車置き場などの状態も確認すると良いでしょう。
とくにゴミ置き場には住民のモラルが反映されるため、物件選びの材料になります。
中古マンション選びのポイント③修繕積立金
建物を管理する上で重要な修繕積立金の金額についても確認しましょう。
安すぎる場合は、建物を維持するために必要な工事をおこなえない可能性があります。
「重要事項に関わる調査報告書」を管理組合から取得することで、管理費や修繕積立金の金額に加え、滞納額や大規模修繕工事の予定なども知ることができます。
調査報告書は、不動産仲介会社に依頼すれば取得が可能です。
まとめ
中古マンションを選ぶ際のポイントについて解説しました。
購入費用や外観など目に見える部分だけでなく、耐震基準や管理状況など細かい部分まで事前にチェックすることが重要です。
マンション選びに失敗しないためにも、事前確認は入念におこないましょう。
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