北枕は亡くなった方を送り出す際、安眠してもらえる向きとして知られています。
しかし、さまざまな意味を持っていることはご存じでしょうか。
今回は、北枕が縁起が悪いと言われている理由と、風水では運気アップが期待できるとされる理由、枕の向きによる風水学的な効果について解説します。
ぜひ、引っ越しを検討している方は記事を参考にしてみてください。
北枕は縁起が悪いと言われる理由とは?風水とは違う?
北枕は、仏教や風水では良い意味合いで知られていますが、日本では昔から縁起が悪いとされてきた向きです。
理由は、日本古来の生死への価値観や気候、住環境が関わっています。
家の北側は日当たりが悪ため体調不良を引き起こしやすく、また亡くなった方と同じ向きで寝るのも不吉と思われてきました。
北枕で寝ることで冷気が頭から入り、体が冷えると考えられていたようです。
これらの考え方は、日本の昔からの風習と言えるでしょう。
風水では北枕は運気アップに効果的と言われる理由とは?
陰陽五行説において、北は「水」の方位を指しています。
そのため北向きは、水にかかわる金運や健康運、恋愛運がアップするとされています。
また、北枕が縁起が悪いとされているのは日本だけであり、ヨーロッパやアメリカ大陸などでは、南の方角が寒くなるとされており、国や地域によって考え方にはあるのです。
ちなみに、北枕を避けることについての科学的根拠はありません。
北枕以外の向きによる風水学的な効果とは?
風水で東向きは、太陽の昇る方角のため、活気が湧いてくる向きと言われています。
すなわち、風水では良い方向とされ、朝から元気がほしい方や目覚めが悪い方にはおすすめです。
南向きは、陰陽五行説においては「火」の方位であり、北枕とは反対であることから金運や健康運が下がる傾向があるとされています。
しかし、人気運アップは期待できるでしょう。
西向きは、東枕とは反対でリラックスできる方角と言われています。
落ち着いた睡眠を取りたい方やストレス解消したい方にはおすすめです。
ただし、寝すぎてしまうと良い運気を逃してしまう可能性もあるため注意しましょう。
また、向きだけでなく風水ではドアも気になる存在です。
ドアは気の流れが激しい場所とされ、枕とドアが向かい合っているのは良くないとされています。
まとめ
北枕は縁起が悪いと言われるのは日本ならではの風習であり、風水で北向きは良い意味ととらえられています。
引っ越しを機会に、健康運や金運などをアップするために北枕で寝てみるのも良いかもしれません。
ただし、風水は向きだけでなく、家具家電の配置やドアの位置などによっても運気が変わるため注意しましょう。
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