住まい探しをする場合、できる限り住み心地の良い家であるようにと、細かくチェックする方は少なくありません。
ただ、どれほどチェックして選んだ住まいでも、実際に暮らし始めてから気付く難点もあります。
今回はマンショントラブルのひとつである騒音について、相談先や測定方法、防音性の高いマンションの選び方などを解説していきましょう。
マンションで騒音に悩んでいるときの相談先をご紹介
せっかく気に入って住み始めたマンションでも、いざ暮らし始めたら周囲の騒音が気になって仕方がないということがあります。
がまんできないほど音がひどい場合の相談先は、その住まいが賃貸物件と分譲住宅、また、近隣住民によるものか工事などの外部によるものかで違ってきます。
賃貸物件で近隣住民やマンション内の工事による場合は、管理会社や大家さんに相談しましょう。
一方、分譲マンションで近隣住民やマンション内の工事によって音が気になる場合は、理事会に相談するようにします。
近隣工場など外部による音の場合は、賃貸物件と分譲住宅のどちらであっても役所に相談をしましょう。
マンションの騒音トラブルの際に騒音計による測定方法をご紹介
音をうるさいと感じるか、それほどでもないと感じるかには個人差があります。
しかし「うるさいと感じる」というだけで相談をしても、取り合ってもらえない可能性もあるのです。
そのため、もし騒音に悩んでいる場合には、客観的に音の大きさを判断することができる騒音計を使って測定することがおすすめです。
この機器で測定しておけば音の大きさを第三者に伝えやすくなり、証拠として残すことも可能です。
自分で測定する場合、インターネットショップで購入したり市区町村でおこなっている無料レンタルを利用したりすることができます。
また、有料にはなりますが、しっかり測ってもらいたい場合には業者に依頼しても良いでしょう。
騒音トラブルを回避するための防音性が高いマンションの選び方
騒音トラブルが不安な方の住まい選びのために、防音性が高いマンションの選び方をご紹介します。
建築構造をチェックする
賃貸物件などでは防音対策について分かりにくいところが多いのが一般的です。
そのようなときには、建築構造の特徴を把握しておいて参考にしましょう。
鉄筋コンクリート造や壁で支えるタイプの壁式構造などを選ぶと音が響きにくくなります。
立地が静かな物件を選ぶ
大きな道路や線路が近くにあると、外からの音に悩まされる可能性が高くなるため、静かな環境にある物件を選ぶことが大切です。
角部屋や最上階の部屋にする
角部屋だったら左右の住民の立てる音が聞こえにくくなります。
また、上の階の方が歩く足音などが心配な場合は最上階の部屋を選びましょう。
まとめ
毎日の生活の中で周囲からの騒音がひどいとストレスになってしまうため、住まい選びの段階で防音性についてもチェックしておきたいものです。
住み始めてから音が気になる場合は専用の機器で測定して、管理会社や理事会に相談してみましょう。
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