従来は、副業はしてはいけないものといった認識が広まっていましたが、近年では、多くの会社が副業を許可する風潮になってきました。
そんな時代の変化に伴い、老後の資金調達のためにも不動産投資をおこなう方が増加しています。
投資用の不動産を探していて「オーナーチェンジ物件」という言葉を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか？
今回は、オーナーチェンジ物件の仕組みやオーナーチェンジ物件で投資するメリット・デメリットについて解説します。
そもそもオーナーチェンジ物件とはどのような仕組み？
オーナーチェンジ物件は、1棟丸ごとの賃貸物件やアパートなどすでに入居者がいる状態のまま売られている賃貸物件を指します。
入居者は変わらずその物件に住み続けたままの状態で、物件の所有者であるオーナーのみが入れ替わる仕組みです。
オーナーチェンジ物件を取引すると、賃料を受け取る権利だけではなく管理ルールや貸借人が退居する際の敷金返済義務などもすべて買主に引き継がれます。
つまり、前オーナーである売主が貸借人と交わしている賃貸借契約書に記載されている権利や義務が、買主である新オーナーに移る仕組みがオーナーチェンジです。
オーナーチェンジ物件を購入して投資をおこなうメリットは？
オーナーチェンジ物件で投資を始めるメリットは、すぐに家賃収入が手に入るため初心者でも始めやすいことです。
入居者の募集をおこなう手間も省ける上、前オーナーの運営ノウハウを引き継ぐこともできるため、不動産投資初心者でも手を付けやすいでしょう。
また、オーナーチェンジ物件は通常の物件相場よりも安い価格で購入できる可能性があることもメリットです。
リスクもある？オーナーチェンジ物件で投資するデメリット
気軽に投資を始めやすいオーナーチェンジ物件ですが、リスクもあります。
一度締結している契約内容は簡単に変更することができないため、なかなか思いどおりの運営をできないケースもあることがデメリットです。
また、すでに入居してしまっているため、入居者の属性を事前に把握することができません。
さらに、オーナーチェンジ物件のなかには悪質な物件もあるため、購入する際には事前にしっかりとした確認が必要です。
まとめ
オーナーチェンジ物件とは、入居者は変わらずにオーナーのみが変わる物件を指します。
すぐに家賃収入を得られるといったメリットがある反面、契約内容の変更が難しいために思いどおりの運営をしづらいといったデメリットもあります。
オーナーチェンジ物件を購入する際には、契約前にしっかりと状況を確認しておきましょう。
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