知らぬ間に深刻化していることが多いシロアリ被害。
戸建ての大敵ともいうべきシロアリ被害ですが、すでに被害を受けている不動産を売却することは可能なのでしょうか?
修繕すべきなのか悩んでいる方も多いでしょう。
ここでは、シロアリ被害がある不動産を売却する方法やコツに加え、シロアリ被害の予兆についても解説します。
修繕は必要?シロアリ被害がある不動産を売却する方法
シロアリ被害がある不動産を売却する方法はおもに3つあります。
1つ目は、シロアリ被害があっても現状のまま売却する方法です。
ただし、シロアリ被害を隠したまま売却すると契約不適合責任に問われるため、被害があることを伝え、契約書にも明記しなければなりません。
また、シロアリ被害があるとわかっている不動産にわざわざ住もうと思う方はいないため、買い手は付きにくいと考えられるため残念ながらあまり現実的ではなさそうです。
2つ目は、修繕してから売却する方法です。
専門業者に依頼してシロアリを駆除するほか柱や梁を交換したり、傾きがある場合は傾きを修正したりと修繕工事を施してから売却します。
売却価格は相場に近い価格で売却できますが、被害の程度によっては多額の修繕費用が必要となり、結果的に赤字になってしまうケースもあります。
3つ目の方法は、建物を解体して更地にしてから売却する方法です。
買い手が付きやすく、契約不適合責任に問われるリスクも少ないですが、建物を取り壊して更地にすると固定資産税が高くなるため注意しましょう。
シロアリ被害がある不動産を売却するコツや被害の予兆とは?
シロアリ被害がある不動産を売却するコツがあるとすれば、できるだけ早い段階で売却することです。
売却に至るまでの期間が長引くほど、どんどんシロアリ被害は深刻化してしまいます。
そのためには、シロアリ被害の予兆を知っておくことが大切です。
早い段階であれば最低限の修繕で抑えられるかもしれません。
まず家の周辺にシロアリの羽アリを見かけたら要注意です。
早急に家の内部をチェックしてみましょう。
床がギシギシときしんだり、屋根が波打っているように見えたりする場合は、すでにシロアリ被害が広がりつつあります。
予兆に気付いたら速やかに調査を依頼することが重要です。
シロアリ被害があったとしても売却までの流れは通常の不動産売却と変わりません。
まずは不動産会社に査定依頼をすることから始めましょう。
まとめ
シロアリ被害がある不動産でも何らかの方法で売却することは可能です。
現状のまま売却する、もしくは修繕・解体をして売却するなど適切な売却方法を検討してみましょう。
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