日本では古くから現代にいたるまで、多くの戸建て住宅には木造構造が採用されています。
木造住宅は多くの方にとってなじみ深い一方で、その建築にはいくつかの工法が存在し、それぞれに異なるメリット・デメリットがあることはあまり知られていません。
そこで今回は、戸建て住宅の購入を検討する方に向けて、戸建て住宅におけるツーバイフォー工法について詳しくご紹介します。
木造の家をもつなら注目したい「ツーバイフォー」とは
「ツーバイフォー工法」とは、2×4(ツーバイフォー)とよばれる角材を使用する建築工法のことです。
2×4角材は、縦2インチ(5.08㎝)、横4インチ(10.16㎝)であることからツーバイフォーとよばれ、一般的な角材の規格として建築からDIYまで広く使用されています。
ツーバイフォー工法では、この角材と合板を使用して、柱や梁の代わりに壁・床・天井・屋根を構成し、これらを組み合わせることで箱を作るように住宅を建築していきます。
建築に使う角材と合板は規格どおりのものであるため、特別な技術や知識がなくても比較的に容易に建築しやすい点が特徴です。
家づくりの前に工法の比較をしよう!ツーバイフォーと在来工法とは
ツーバイフォー工法が、角材と合板を使用した「面の建築」とよばれるのに対して、在来工法は「軸の建築」とよばれます。
在来工法とは、柱や梁、筋交いなどの軸組みで建物全体の荷重を支える工法です。
現在は木造住宅のほとんどに、ツーバイフォー工法もしくは在来工法のどちらかが採用されています。
家づくりにはツーバイフォー工法がおすすめ?工法によるメリットとは
ツーバイフォー工法は、もともと西部アメリカ時代にうまれた建築工法で、1970年代に日本に持ち込まれて以来、人気を集める工法です。
その人気の理由として、ツーバイフォー工法には次のようなメリットがあります。
優れた耐震性
在来工法で建てられた住宅は、梁や柱の接合部に外圧が集中してしまうという特徴をもちます。
そのため、地震や台風などで大きな揺れや外圧を受けると、住宅全体が変形してしまう可能性があります。
一方でツーバイフォー工法では、面全体で外圧をバランスよく受け止め、地盤に逃がせるため、損傷を少なく抑えられるでしょう。
比較的工期が短くて済む
職人や大工による手作業の多い在来工法と比べると、ツーバイフォー工法は工期が短く済むという点が特徴です。
もともと知識や技術をもたない人間でも建てられるように発明された背景をもっているツーバイフォー工法では、高い専門性がなくても建てられるため、現代においても大きなメリットでしょう。
まとめ
今回は、戸建て住宅の購入を検討する方に向けて、戸建て住宅におけるツーバイフォー工法について詳しくご紹介しました。
建築工法の種類とそのメリット・デメリットをあらかじめ把握することで、理想的な家づくりに近づけます。
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