明るく開放的な印象を与えてくれる「吹き抜け」のある住宅に憧れを抱く方も多いでしょう。
住宅選びをするうえでは、具体的なメリットや注意点をおさえておくことが、失敗なく理想をかなえた住宅の購入につながります。
そこで今回は、戸建て住宅の購入を検討する方に向けて、吹き抜けのある住宅のメリットと注意点についてご紹介します。
戸建て住宅の購入前に！吹き抜けの具体的なメリットとは
そもそも「吹き抜け」とは、住宅において1階の天井と2階層以上の床がなく、最上階まで縦空間が広がっている構造のことを指します。
玄関やリビング、階段スペースなどに設けられることが多く、吹き抜けのない住宅に比べて天井が高く感じられることが特徴です。
吹き抜けがあることで、次のようなメリットがあります。
開放感が得られる空間
吹き抜けのある住宅は、天井が高く、空間を仕切る壁も少ないため、広々とした開放感が得られます。
視覚的にも広さを感じさせることから、敷地面積の狭い住宅にも人気の造りです。
採光と風通しで心地よい暮らし
吹き抜けがあることで、高い位置に設置した窓から差し込む光や入り込む風が、住宅全体にいきわたります。
空気の循環や自然光が取り入れられるため、電気代の節約や快適な生活をおくれます。
また、住宅密集地やビル街などに立地しているケースでも換気や採光ができる点も、メリットの一つです。
家族のコミュニケーションがとりやすいデザイン性
吹き抜けは縦に空間を開くことで、従来の住宅になかったおしゃれな外観を実現しています。
くわえて、上階と下階に空間的なつながりが生じることで、家族間のコミュニケーションがとりやすく、声掛けや会話が増えることが期待できます。
購入前に対策を打ちたい！吹き抜けのある戸建て住宅の注意点
一方で、吹き抜けのある住宅は次のようなデメリットがあるため注意が必要です。
●吹き抜け部高所の掃除がしづらい
●2階以上の階層の床面積が狭くなってしまう
●音やにおい、声などが気になってしまう可能性がある
●光熱費が高くなってしまう可能性も
住宅購入後に後悔しないためにも、あらかじめ吹き抜けにする目的を明確にしておくことをおすすめします。
採光のために吹き抜けを設けたいが、家族間でもプライバシーは保護したいといったように優先順位をつけることで、個室の数や間取りなど、住宅のプランニングが進みます。
また、エアコンやシーリングファンを設置する、建築構造を見直すなど、断熱性や気密性にも考慮した造りにすることで、購入後もメンテナンスがしやすくなるでしょう。
まとめ
今回は、戸建て住宅の購入を検討する方に向けて、吹き抜けのある住宅のメリットと注意点についてご紹介しました。
吹き抜けにするときは、具体的な目的や機能の優先順位をつけておくことで、住宅購入後も後悔がありません。
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