所有している不動産では火災保険を契約していることがほとんどかと思いますが、不動産を売却するときは基本的には火災保険を解約して売却します。
解約しなければいけないことはわかっていても、火災保険を解約するタイミングはいつなのか、悩まれる方も多いようです。
そこで、売却する不動産の火災保険を解約するタイミングと、返ってくるお金についてまとめます。
売却する不動産の火災保険を解約するタイミングは?早すぎると困ることも
不動産を売却するときは、火災保険の解約を保険会社に申し出て手続きをします。
火災保険の解約は、それほど手間がかかるものではありません。
簡単に解約できてしまうので、不動産の売却が決まったらすぐに解約手続きをしようとする方も多いでしょう。
手続きをする前に、本当にすぐに解約してしまっていいのか確認しておきましょう。
火災保険を解約すると、解約した次の日から補償がされなくなるかもしれません。
火災保険とは、火災で建物に損害が出たときの補償はもちろん、盗難被害に対しての補償などさまざまな補償がついています。
一般的に、売買契約が成立して契約が締結すれば、不動産は買主の所有になります。
ですが、不動産の引き渡し前に不動産が火災などで損傷した場合、買主は契約を破棄できることがあるのです。
火災保険で補償されず、契約も白紙になってしまっては、売主は大損害になります。
そのため、売却する不動産の火災保険は、買主に不動産を引き渡したあとに手続きをするのがおすすめです。
火災保険の保険料が返還されることがある?不動産売却後の手続きをチェック
売却する不動産の火災保険は、不動産を引き渡したあとに解約手続きをします。
解約手続きをするときは、解約後にお金が戻ってくるかどうかも確認しておきましょう。
お金が返ってくるのは、火災保険を長期契約していて保険料を一括で支払っている場合で、なおかつ補償期間中であるときです。
火災保険は長期で加入すると保険料が安くなるため、3年・5年という単位で保険に加入することがあります。
毎月保険料を支払う契約もありますが、5年分の保険料を一括で支払う契約もあります。
5年分の保険料一括で支払っている火災保険の契約を2年目に解約した場合、払いすぎている保険料が返還されるかもしれません。
返還されるお金がいくらになるのか、計算方法は保険会社によって異なります。
ただし、保険会社によっては一括で保険料を支払う長期契約でも、お金が返還されないことがあります。
まとめ
売却する不動産の火災保険は、引き渡し後に解約するのがおすすめです。
所有している不動産の火災保険料は一般的に1か月単位で、解約のときに返ってくるお金も日割りで計算されることはほとんどありません。
返ってくるお金が多くなるのはどのタイミングなのか、不動産の売却が決まったら保険会社に相談するのもいいでしょう。
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