シングルマザーの方が不動産購入を検討するケースも増えていますが、住宅ローンの利用が難しくなかなか購入できないことも少なくありません。
そこで今回は、シングルマザーの何が住宅ローン利用のネックとなるのか、審査にとおるためのポイントは何か、ご紹介します。
シングルマザーが住宅ローン利用する際のネックとは?
シングルマザーが住宅ローンの利用でネックとなりやすいのが、年収および勤続年数、そして雇用形態です。
まず、多くの金融機関では、住宅ローン利用のための最低年収を300万円程度に設定しています。
さらに大手銀行のなかには、最低年収を400万円に設定しているところも存在します。
しかしシングルマザーの平均年収は、それらの年収基準を下回る200万円前後であるため、年収の低さがネックとなって申し込みできないケースが多いのです。
また、勤続年数は長いほうが好ましく、雇用形態もパートや契約社員よりも正社員のほうが高く評価される傾向があります。
そのため、たとえば「収入アップに成功したが転職から1年未満」という状況では、勤続年数の短さがネックとなり審査にとおらない可能性が高くなってしまうのです。
シングルマザーが審査にとおり住宅ローンを組む方法
シングルマザーが住宅ローン審査にとおるためのポイントは、最低年収をクリアし勤続年数はなるべく長く、雇用形態が安定していることです。
住宅ローンの審査は、サラリーマンとシングルマザーとで基準が異なるなどということはなく、どちらも同じ基準で審査されます。
平等な審査基準だからこそ、平均年収が低い傾向があるシングルマザーが不利になりがちなのです。
そうした不利は、ほかの要素でカバーすることを考えましょう。
たとえば最低年収をクリアできない場合は、頭金をしっかりと用意したうえで、年収制限のないフラット35を申し込むのもおすすめです。
フラット35なら「年収400万円未満の方は総返済比率(年収に占めるローン年間返済額)30%まで」という明確な基準があるため、基準をクリアすれば審査にとおる可能性も高まります。
また、子どもが成人しており、今後も同居する予定であれば親子リレーローンの利用を検討してみるのもひとつの方法です。
まとめ
住宅ローン審査では、シングルマザーも一般のサラリーマンも同じ基準で審査されるため、シングルマザーは年収の低さがネックで審査落ちする可能性があります。
その場合は、じゅうぶんな頭金を用意し、年収制限のないフラット35の利用なども検討してみましょう。
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