日本の社会問題として高齢化社会とともに深刻化しているのが「空き家問題」です。
所有者が高齢化していくのに伴い、利用されない空き家が増えるほか、家を相続したものの管理ができないなど、年々空き家は増え続けています。
今回は、空き家増加率の高い空き家の種類にくわえ、空き家を放置し続けることのリスクについて解説します。
4種類に分類される空き家とは!とくに「その他の住宅」は要注意
空き家と呼ばれる不動産は、以下の4種類に分類されます。
●賃貸用の住宅
●売却用の住宅
●二次的住宅
●その他の住宅
なかでも空き家の半数をしめているのが、新築・中古に関わらず賃貸用として使用されている住宅です。
また、売却するために空き家になっている住宅と週末や一定期間だけ利用する目的、いわゆる別荘として利用されている住宅が10%ほどとなっています。
とくに深刻なのがその他の住宅に分類される空き家で、取り壊し予定の住宅や長期不在になっている住宅があたります。
4種類の空き家のうち増加率が高いのは「その他の住宅」
住宅・土地統計調査によると、近年、空き家のなかでも増加傾向にあるのはその他の住宅に分類される空き家です。
日本における空き家のうち約4割をしめています。
ほかの3種類の空き家に比べ、今後も人が住む可能性が低いその他の住宅が空き家問題に拍車をかけているといえるでしょう。
増加している背景には、家の相続が関係していると言われています。
一人暮らしの高齢者が入院や施設入所しているのも原因のひとつですが、子どもが地元を離れた仕事に就き、すでに家を持っているケースも少なくありません。
その結果、職場から離れた実家には住めず、家を持て余してしまうことが増加していると考えられます。
「その他の住宅」に分類される空き家を放置しておくリスク
空き家を放置しておくと、犯罪の温床となったり倒壊リスクが高まったりとさまざまな危険がでてきます。
ほかにも、周囲の景観を損ねたり、衛生面での危険性があったりと近隣の方にも迷惑をかけることになるでしょう。
あまりにも管理が行き届いていない場合には「特定空家」に指定される恐れがあることも忘れてはなりません。
特定空家に指定されると固定資産税が高くなるなどのデメリットが多いため、空き家を所有している場合はしっかりと管理をしましょう。
管理できない空き家は、放置してしまう前にできるだけ早く売却することをおすすめします。
まとめ
空き家は、賃貸用・売却用・二次利用・その他の4種類に分類されます。
増加率が高いのはその他の住宅で、放置することはリスクしかありません。
しっかりと管理をおこなうか、管理できない場合は売却を検討するなど、空き家を放置することは避けましょう。
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