親世帯と子世帯が共に暮らすなら、やはり二世帯住宅を検討される方は多いはずでしょう。
同居しながらもそれぞれの空間を持てるため安心して暮らせるという特徴があります。
今回は、二世帯住宅の戸建て購入を検討している方のために、二世帯住宅の種類や、種類別のメリットおよびデメリットについて解説します。
二世帯住宅の戸建て購入をするなら知っておきたい！二世帯住宅の種類
二世帯住宅の戸建て購入を検討している方への参考情報として、まずは二世帯住宅の種類について解説しましょう。
二世帯住宅には、以下の3種類があります。
1．独立型二世帯住宅（完全分離型）
玄関が2つあり、家の中においてもすべての生活空間を完全に分離しているタイプの二世帯住宅で、分離方法は左右または上下階で分ける方法があります。
2．共用型二世帯住宅（部分共用型）
玄関やキッチン（物件によってはLDKまるごと）など、一部は共用であるものの、寝室などのプライベート空間は分離しているタイプの二世帯住宅で、プライベート空間は上下階で分離するのが一般的です。
3．融合型二世帯住宅（完全同居型）
すべての生活空間を二世帯で共用するタイプの二世帯住宅で、ごく簡単にいえば「大きめの家に二世帯が同居する」という状態になります。
二世帯住宅の戸建て購入前に知っておこう！二世帯住宅のメリット・デメリット
二世帯住宅には3つの種類がありますが、それぞれのタイプにメリットとデメリットがあります。
二世帯住宅の戸建てを購入する前に、しっかり理解しておきましょう。
1．独立型二世帯住宅（完全分離型）
●メリット
お互いの世帯のプライバシーが守られやすいだけでなく、世帯別の光熱費の管理もしやすいうえ、1世帯分のスペースを賃貸に出すことも可能となります。
●デメリット
建築費が高くつきがちで、お互いの世帯の交流が他の二世帯住宅と比べると希薄になりやすいでしょう。
2．共用型二世帯住宅（部分共用型）
●メリット
ある程度のプライベート空間が確保でき、一部共用することでお互いの世帯の交流も適度にできるでしょう。
●デメリット
完全分離型ほどのプライバシー確保はできず、世帯別の光熱費の管理が難しくなります。
3．融合型二世帯住宅（完全同居型）
●メリット
建築費や光熱費が安く済み、二世帯から一世帯になった時の対応も楽になり、大家族の雰囲気を楽しみたい方にも適しているでしょう。
●デメリット
プライバシーの確保がしにくく、世帯別の光熱費の管理も難しくなります。
まとめ
今回は、二世帯住宅の戸建てを検討している方へ向けて、二世帯住宅の種類や種類別のメリット・デメリットをご紹介しました。
メリットだけでなくデメリットを確認するのはもちろんのこと、将来的なことも視野に入れたうえでよく検討しましょう。
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