最近では、2階にもトイレが設置された物件が多くなってきました。
そうした背景において、マイホームの購入または新築を検討されている方のなかには、2階にもトイレが必要か否かで迷われている方もいらっしゃるでしょう。
そのような方々に向け、この記事では2階にトイレがあるメリット・デメリットについて解説します。
2階にトイレがある不動産を購入するメリットとは?
2階にトイレがあるメリットとしてまず挙げられるのは、「トイレ待ちを避けられる」ことです。
とくに家族の人数が多い家庭では、出勤前や登校前の朝の時間など、トイレに行くタイミングが重なる場面が多いため、日常的にトイレ待ちが生じます。
2階にもトイレがあれば混雑緩和になりますし、待たせている焦りを感じることなく用を足せるでしょう。
また、一つのトイレが故障し修理を依頼している間でも、もう一つトイレがあれば近くのお店に駆け込む必要がありません。
「もう一つのトイレが使える」という安心感は、故障したトイレの冷静な対処にもつながるでしょう。
さらに、トイレのために階段を上り下りしなくて済むこともメリットの一つです。
たとえば、寝室が2階にあり深夜にトイレに起きた場合でも、寝起きの状態で階段を上り下りする必要がないため、足を踏み外してケガをする心配がなくなります。
2階にもトイレがある不動産を購入する際の注意点とは?
上記のようなメリットがある一方で、いくつかある注意点についても理解しておかなくてはなりません。
まず、トイレを2つ設置すれば、そのぶんかかる費用も大きくなります。
建築費用は最低でも約30万円~50万円増額することになるうえ、将来的なメンテナンス費用も2倍になります。
設置する前に、本当に必要なのかよく検討することが大切です。
また、掃除やトイレットペーパーの補充、タオルの交換なども2か所必要になり、家事の負担も増えるでしょう。
一つでも家事を減らしたいのであれば、トイレは一つのみにするのがベターです。
さらに、トイレの設置には1畳ほどのスペースを要しますが、1畳あれば収納スペースや書斎を設けることも可能であるため、貴重な1畳をどう活用するのか、難しい選択を迫られます。
まとめ
トイレ待ちや階段の上り下りを避けられるなど、2階にトイレがある生活には多くのメリットがあります。
一方で、建築費用やメンテナンス費用が高額になったり、家事の負担が増えたりと、いくつかある注意点への理解も必要です。
2階にトイレが必要なのか否かしっかり見極め、ぜひ快適なマイホームを手に入れてください。
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