不動産の購入を検討している際に、知人や友人からの購入をお考えの方もおられると思います。
このような不動産の個人売買を行った場合、良い点やリスクなどはどんなことがあるのでしょうか。
そこで今回は、友人から不動産を購入した場合のメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
知人や友人から不動産を購入する際のメリット
知人や友人から、あるいは親族や隣人などから不動産を個人売買で購入した場合のメリットには、次のようなことが挙げられます。
仲介手数料や消費税の節約ができる
不動産仲介業者を介すると、当然ですが仲介手数料が発生します。
また、その場合には消費税も課税されます。
個人売買の場合、このふたつが不要となるのでその分節約につながります。
個人売買であっても不動産の取引は金額が大きくなるので、これらが不要な点は個人売買の大きなメリットと言えるでしょう。
信頼関係による安心感と自由さ
もともと信頼関係のある間柄で売買を行うので、その分安心してスムーズに取引が行えるでしょう。
また、金額などの縛りがないので自由に決められるといったメリットもあります。
知人や友人から不動産を購入する際のデメリット
不動産の個人売買には、デメリットもあります。
手間や時間がかかる
たとえ信頼できる間柄とはいえ、売買に関する諸条件等を書面に残しておいた方がよいでしょう。
しかしお互い素人同士の取引となる為、売買契約書をはじめとした各種書類やローン手続きに多大な手間と時間を要してしまいます。
住宅ローンが組みづらい
トラブルや不正を防ぐため、個人売買で作成した契約書等は、住宅ローン審査時に必要な正式書類として認められない場合が多くなっています。
そのため、住宅ローンが組みづらいといった点がデメリットとして挙げられます。
トラブルが起きる可能性が高くなる
たとえ書面による確認などを入念に行ったとしても、個人売買では後々トラブルとなるケースが多いのもデメリットと言えます。
また、友人など親しい間柄だからこそ、金銭が絡んだために関係性がこじれてしまう危険性もあります。
まとめ
知人や友人から不動産を購入する際のメリットやデメリットについてご紹介しました。
信頼できる友人同士ということで一見スムーズに進みそうな個人売買ですが、金銭的問題などで相手との関係性が壊れてしまっては本末転倒ですね。
不動産の売買を行う場合は、やはり専門家のアドバイスに基づいて行うのが無難であるといえるでしょう。
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